コロナ後遺症でお悩みの方が増えてきましたので、施術例をご紹介いたします。
少しでも、同じようなお悩みを持つ方のお役に立てればと思っております。

コロナ後遺症と鍼灸

コロナ後遺症の症状の現れ方や残り方は人それぞれ異なります。
コロナの症状自体は無症状だった方も、後になって後遺症に悩まされることもあるようです。

コロナ後遺症にお悩みで悠然堂に来院される方も

◆ 咳が長引いている
◆ 音に敏感になった
◆ 頭痛が続いている
◆ 倦怠感がとれない

など症状は様々です。

鍼は様々なコロナ後遺症の症状に対して、アプローチできることがあります。

例えば咳が出ている場合は、首や胸の筋肉が硬くなっていたり、お腹や足が冷えていることが多いので、お腹や足を温めて症状を緩和させたり、首や胸の筋肉の緊張を緩めるためにツボに刺鍼したりします。

同じ様な症状でも、根本の原因は人によって異なり、鍼の施術の進め方も違ってきます。お一人お一人に合わせて、お身体の状態をしっかりみていくことが大切になります。

咳、倦怠感、頭痛、聴覚過敏など、お一人お一人のお悩みに合わせて、お身体の状態・様子をみながら施術の計画を立てていきます。

WHO（世界保健機関）では「新型コロナウイルスに羅患した人にみられ、少なくとも2ケ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないもの（通常は発症から3ヶ月経った時点にもみられる）」として後遺症を定義しています。

コロナ後遺症の施術例

【お悩み】
新型コロナウイルスに感染後、隔離期間を終了し、感染性がない状態にも関わらず、いつまでも咳が続いていて困っています。薬を服用すると、咳が余計にひどくなったため、鍼灸で少しでもよくなればと思って来院しました。（20代・女性）

鍼灸師の見立て

咳の症状以外にも、お身体がとても敏感な状態です。無意識に常に力んだ状態で、全身が過緊張状態にある点が気になります。疲労やストレスからくるエネルギー不足もみられ、それも咳に影響していると思われます。

施術方針

全身の過緊張を鍼で緩めていきます。鍼が初めてとのことなので、刺激を少なめにして優しい鍼の施術を行います。

施術内容

からだの鍼（半身／60分）の施術。
全身の過緊張をとり、リラックスできるよう、しっかり眠れる・休める身体づくりを行いました。
そのために、背部・腕や下肢などのツボへ刺鍼しました。

施術の経過

2～3回目の施術の後は、鍼を受けた後5日間ほどは咳の症状がなくなりました。
その後は、動くと咳の症状が再びでました。
5～7回目の施術あたりから、咳の症状が出なくなりました。
身体の過緊張や咳につながっていた体の滞りもみられなくなりました。
咳の症状がなくなった後、現在もメンテナンスに2～3週間に1度ご来院されています。咳のぶり返しは一度もなく、全身のバランスが整ってきています。

◆施術メニュー：からだの鍼
◆施術回数：7回（継続中）
◆施術頻度：約1週間に1回

施術例の詳細はこちら

コロナ後遺症にお悩みの方へ

「仕事に復帰したいけど、できない」
「復帰しても調子が悪い、休みたいけど休めない…」
「この先どうしたらよいのかわからない…」

など悩んでいる方も多いと思います。
ひとりでも多くの方のお役に立てればと思っております。
コロナ後遺症でお悩みの方はおひとりで悩まず、ぜひ一度ご相談くださいませ。