紫外線を吸収しやすくする「ソラレン」
梅雨があけると晴天が気持ちよいですが、一気に日差しが強くなりますね。シミや日焼け、紫外線が気になる季節です。
日焼け止め・帽子・サングラスなど、さまざまな紫外線対策をしていると思いますが、実は紫外線を吸収しやすくする果物や野菜があるのです。
「ソラレン」という物質を知っていますか?野菜や果物などに含まれ、光毒性物質といい、紫外線の吸収を高め、肌の炎症や色素沈着を引き起こしてしまいます。
朝食にオレンジ・キウイは控えて
ソラレンを含む食品を食べると、紫外線を吸収しやすい状態になってしまいます。時間は食べてから2時間~7時間。つまり紫外線を浴びる前、出かける前の朝食に注意が必要です。
ソラレンを含む食べ物を食べてから紫外線を浴びると、メラニンを多く生成してしまい、シミになりやすくなるので気を付けましょう。
●ソラレンを多く含む食べ物
【果物】オレンジ・レモン・グレープフルーツなどの柑橘類 、キウイ・アセロラ
【野菜】 きゅうり・セロリ・じゃがいもなど
時間のない朝に摂りがちな、ジュースやスムージーなども、ソラレンを含むものは避けた方がいいですね。
でも、これらの食べ物にはビタミンCなど体に欠かせない栄養素が含まれていて、日中に受けた紫外線のダメージを修復してくれるので、ぜひ夜に摂ることをおすすめします。光毒性は日光のないところでは生じないので、夕食時は気にしなくても大丈夫です。
●ソラレンの少ない食べ物
【果物】りんご・バナナ・イチゴ・すいか・桃
【野菜】トマト・キャベツ・レタス・大根・人参
それでも日光に当たることは大切
現代人は日光不足と言われています。日光に当たることで、ビタミンDが活性化されて、骨が丈夫になり、集中力・記憶力がアップし、免疫機能も上がると言われています。
日光に当たるとシミのもとになるのではないかと気になりますよね?そんな時は手のひらだけでも日光に当ててみましょう。手のひらはメラニン色素が少ないので、日焼けしにくいのです。
紫外線のダメージを受けすぎず、健康な体のための日光浴は、1日15分程度が目安です。
昼休みに少し歩いてお昼を買いに行く、駅まで歩いてみる、買い物に歩いて行くなどいかがでしょうか?
心も体もよりすこやかな毎日を。