頭痛がつらい時に「痛み止め」の薬を飲むのが西洋医学ですが、東洋医学では「なぜ頭痛がおきるのか」を身体全体のバランスを観察して探り、不調の根本からケアをして、身体を内側から整えていきます。
東洋医学と西洋医学の違い
西洋医学とは
「対症療法」→病気になったら治療する
その原因となる部分のみを局所的に検査・分析して、手術や薬を用いて治療します。特定の病気や疾患をみて、患部に直接アプローチする「対症療法」です。
東洋医学とは
「根本養生」→病気にならないように治療する
不調が生じた場所だけでなく、全体のバランスを観察し、鍼灸や漢方を用いて、心身ともに整えていきます。病名にこだわらず、体質や生活習慣など全体の調子をみながら、内側からの体質改善を目指す「根本養生」です。
東洋医学では「病気ではないけれど、なんとなく調子が悪い…」など、病気にはなっていないが、このままほおっておくといずれ病気になるかもしれない「未病」「不定愁訴」と言われるような治療を得意としています。
東洋医学で考える身体のつくり
東洋医学では「気」「形」「経路」の3つの要素から身体がつくられると考えます。
(1)気
生活の活力として働くもの。生命エネルギー。
(2)形
肝・心・脾・肺・腎の五臓を中心に身体を構成しているもの。身体の様々な部位が五臓に対応しています。
(3)経路(ツボの道)
身体の様々な部位をつなげている、全身に気を供給する道。この経路上にツボがあり、ツボを刺激することで経路を通じて身体を治療していきます。
東洋医学では、症状がでているもの組織や器官などと、深く関係する「五臓」は何かと考え、その関係性から、経路・ツボを利用して、治療へと応用していきます。
例えば、春は「肝」が乱れやすい季節です。めまいが春におこりやすい方は「肝」が弱っていると考えられます。そこで、肝経のツボである太衝や陽陵泉に鍼やお灸を行います。
雨の日に体調が悪くなる人は、五臓の中の「脾」が弱っていると考えられます。「脾」が弱くなるとお腹にも不調がでやすくなります。そこで脾経のツボ三陰交や太白に鍼やお灸を行います。
東洋医学のアプローチ
「症状」のみではなく「患者さんそのもの」をみるので、生理痛がお悩みでも、ケアの過程で「眠りが深くなった」「以前より肌の調子がいい」などの体調の変化が感じられることもあります。「どうして症状が出ているのか」を東洋医学を通して知っていただくことで、ご自身の感情やクセ、生活習慣など、体調の変化を見つめなおすきっかけづくりになれば幸いです。
例えば生理痛のお悩みで言えば、薬で一時的に痛みを止めるのが西洋医学ですが、東洋医学では生理痛の根本を探り、これから先、毎月、生理痛がやわらぐよう、長期的な視点から体質改善を目指します。
悠然堂の「女性のお悩みケアコース」では、このような経穴=ツボに鍼やお灸をして、不調の改善を図っています。
・調子が悪いけど、病名がつかない
・調子が悪いけど、検査をしても異常がない
こんな場合は、東洋医学からのアプローチをしてみませんか?
不調の続く毎日はつらいもの。お悩みが進行してしまう前に、ぜひ一度ご相談くださいませ。
悠然堂治療院 044-589-3967
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